注文住宅は、土地を所有していない場合には最初に土地探しから始める家づくりになります。
どのような家を作りたいのかイメージしながら土地探しをすることが大切、その理由は土地の形である程度家の形が決まって来るからです。
建築基準法と呼ぶ法律の中には高さ制限や北側斜線、地域によっては建築協定などがあるのでイメージしていた注文住宅を作れない可能性がありますので、不動産会社の担当者に対して家づくりのイメージを伝えておくと安心に繋がります。
土地を探していると、住宅環境は良いけれども変形敷地になる物件を見学するケースも少なくありません。
例えば、旗竿土地などが変形敷地の代表的な形状で、細い通路の奥に家を建てるための場所があるのが特徴です。
また、正方形や長方形ではなく台形や三角形など一般的な家を建築する形ではない物件が紹介されることもあるのですが、注文住宅は敷地の形に関係なく工夫することで建築することができるので安心です。
注文住宅では、いかに自分の理想とする家のイメージを業者に伝達するかが重要です。
的確に伝わらなければ、思い描いていたのとは違う家になってしまう可能性があります。
特に気を付けたいのは、カラーに関する伝え方です。
外壁や屋根のカラーについての説明を失敗すると、予想外の色に仕上がることも少なくありません。
業者によっては塗り替えの際に、また費用がかかることもあるので要注意です。
注文住宅のイメージをきちんと話す方法としては、雑誌の切り抜きや写真を見せるのが良いでしょう。
口ではうまく説明できない部分も、実際の写真を見れば業者側も分かりやすいです。
また気に入った施工例や理想的な家が近所にあるならば、直接その場所にスタッフに来てもらう手もあります。
ダイレクトに見ることによって、どんな風に仕上げたいのかがしっかりと伝わるはずです。
さらに、できることなら営業マンなどに説明するのではなく現場で作業している大工さんに話すほうが確実です。